さりげなくそこにある凄いモノ。やっぱ、ワクワクが止まらない。
《ウルビーノ(Urbino)・ドゥカーレ宮殿》 ペーザロ(Pesaro)からバスに揺られること1時間。 眼前にド迫力で現れたこの宮殿はフェデリコ公が目指した理想都市の中核をなす。 今もルネッサンスの町の雰囲気を保ち続ける落ち着いた町。 かつてラファエロが歩いた坂道を今は学生たちが行き交う。 時間があったので、いつもは慌しいスケッチものんびりと。 冷たい風が心地よい。 |
《ウルビーノ(Urbino)》 ラファエロ通りから1本入った細い路地。 何の変哲もない景色だけど、それがいい。 この町は山の中で、鉄道駅からも離れて行きづらい場所にあるのと、大学があり学生達の生活の場があるせいなのか、まだ俗っぽくなっていない。 のんびりとした時間が流れている。 |
《トーディ(Todi)》 前傾しないと歩けない。 オルヴィエート(Orvieto)から、小さなバスで細い山道を揺られて来た。 やっと峠を越えたあたりでこの町はバスの車窓に現れた。 まるで浮いているかのように宙に突き出したその姿は空中都市さながら。 その一番高い所からさらに突き出したサンフォルトゥナート教会の塔が、よりその迫力を増している。 城壁から町の中心であるポポロ広場まではかなりの登りで、息を切らしながら散策する。 町の人も皆、前傾している。。当たり前か。 |
《クロアチア・ドブロブニク(Dubrovnik)》 クロアチアは、イタリアからアドリア海を挟んで対岸の国。 バーリ(Bari)からはフェリーも出ている。 イタリアの人達にとってもここはリゾートだ。 観光地だとは思っていたが、やはり観光地だった。生活臭が薄く、ちょっと無機質な感じがする。 しかし、旧市街を取り囲む城壁から見渡す景色は絶品だ。「アドレア海の真珠」? 確かに。 この町の象徴であるオレンジ色の瓦は、旧ユーゴスラビアからの独立戦争でかなりなダメージを受けたらしい。 新しく葺き替えられ、強い日差しをを受けて輝く瓦のオレンジが、抜けるようなコバルトブルーの空と相まって強いコントラストを見せている。 |
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